調教番長の競馬部

調教番長の競馬に関する勉強部屋です(^^♪

小倉競馬場 芝コース 解説

小倉芝1000M

向う正面のスタートで3コーナーまでの直線距離は279m。1000mのコースは平坦と下りしかないので、スピードが出やすい。先行争いからそのまま3.4コーナーで追い出される。
コース幅も広いため内も詰まりにくい。逃げ先行有利。1回の後半、3回の後半は芝がかなり痛んでいるため、外が有利になってくる。

小倉芝1200M

2コーナーポケットからのスタートで3コーナーまでの直線距離は479m。コース最高部からのスタートして、すぐに下りとなるためスピードが出やすく、テンの3ハロンは非常に速い。また、3~4コーナーもスパイラルカーブで下りとなっているためスピードが落ちない。このため絶対的なスピードに加え、コーナリングの巧さも要求される。
基本的にはスピードが落ちないコース形態を利した逃げ・先行馬が有利なのだが、馬場が荒れてきて前半が速くなりすぎた時は先行馬総崩れで差し馬の台頭も。開催の前半と後半では好走脚質が大きく異なることも多く、馬券を買う前には馬場状態をシッカリと確認する必要がある。

小倉芝1700M

スタートはスタンド前の直線半ば。1コーナーまでの直線距離が172mと短いため、先行争いが激しくなりやすいのだが、小倉競馬場の最高部である2コーナーに向かって上りとなるため、ここでオーバーペースになると後半が苦しくなる。
前半速くなり、中盤に緩んで、最後は瞬発力というより底力勝負というパターンが多い。うまくペースを支配した逃げ馬も悪くないが、基本は先行馬が有利。外枠は距離損をしやすいが、開催が進んで馬場が傷んでくれば有利になってくる。

小倉芝1800M

スタートはゴール板からおよそ100m手前の地点で、1コーナーまでの距離は272m。すぐにコーナーを迎えるのと、2コーナーまで上りが続くため、ラップはさほど速くならず、平均的な流れになることが多い。従って前が残りやすいコースといえる。
馬場が良ければ枠は内側が有利。外枠の馬はコースロスが大きく、脚を溜めにくいので不利。開催の前半は特に内枠の先行馬が有利な傾向が強い。

小倉芝2000M

スタンド前の直線ポケットからスタートし、最初のコーナーまでの距離は472m。コーナーまでの距離があるため、極端なハイペースになることは少ないが、直線を走る距離が長く、1800mよりペースは速くなる。向こう正面でペースが落ち着き、3コーナーあたりから再びペースアップ。先行争いやメンバー、馬場によってここでの攻防が激しくなり、ラップが大きく動く時がある。
枠順は以前ほど内有利ではなくなっていて、中枠がやや優勢。クラスが上がってテンが速くなると差し、追い込みも決まるが、施行数の多い3歳未勝利、古馬500万は小倉のセオリー通りに先行馬が有利。底力のない馬が差し切るのは難しい。

小倉芝2600M

向こう正面の下り途中からスタートし、3コーナーまでの距離は244m。下りスタートだが、長丁場ということもあるのか、最初のコーナーでペースが落ち着き、平均からスローで推移することが多い。同じ2600mでも洋芝の札幌、函館に比べると時計が速く出る傾向がある。
軽い小倉の芝でもスタミナは重要で、基本は先行抜け出し。コーナーを多く回り、距離をロスする外枠は不利。